株式会社TSIホールディングス(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:下地 毅)は中期経営計画「TSI Innovation Program 2025(TIP25)」における企業文化の創造に向け、その一環として社内クリエーターたちの育成プログラムを実施しています。
当社グループ全ブランドのデザイナーを対象にした「ワークショップ」を皮切りに、参加者から要望の多かったトークセミナーを企画。ファシリテーターにはファッション週刊紙『WWDJAPAN』編集長の村上要さんが担当、回ごとにゲストをお呼びしてテーマに沿ったお話を伺う、第4回のセミナーが1月16日に本社1階・エンタメエリアにて開催されました。
今回はゲストに、株式会社ワールド グループ執行役員 ドレステリア ブランドディレクターの靏博幸さんをお招きし、「ドレステリアのリブランディングと黒字化までのストーリー」についてお話を伺いました。
前回のセミナー後に社員から「同業や競合他社のリアルなお話を聞いてみたい」という声が多く上がり、関係各位のご尽力によって今回のセミナーが実現しました。
ドレステリアのコンセプト作りから商品、店づくりのプロセスをどのように変えていったのか、既存のお客さまに加えて、ターゲットの若返り戦略などなど、そして黒字化までのストーリーなど貴重な資料を元にお話していただきました。
リアル参加者30名、ZOOM参加者60名が真剣に対談に耳を傾け、セミナー後の質疑応答には当社代表取締役社長の下地とともにドレステリア メンズMDの趙之翔さんも加わり、今後の職務に役立つ情報交換やブランディングや商品づくりの相談などを語り合う貴重な交流の場となりました。
第1回は「パリ・ミラノコレクションから学ぶ~今後求められる社会的価値観やエモーションを盛り込んだ洋服の存在について~」、第2回は株式会社リステア バイヤー兼クリエイティブディレクターの柴田麻衣子さんと株式会社サザビーリーグ ロンハーマン事業部長兼ウィメンズディレクターの根岸由香里さんをゲストにお招きし、「バイヤーに聞く、今求められる洋服」について、第3回は「東京デザイナーに聞く、今私たちが作っている洋服」で、NEXT BRAND AWARD 2024を受賞し、東京コレクションでも注目を集めるサカイカナコさんをゲストに実施しています。
弊社代表取締役社長の下地は「競合他社の間でコミュニティが形成されることは今まであり得なかったことで、「敵だから情報は漏らさない」というような閉鎖的な関係性でした。それが今回、競合他社でありながらも、試行錯誤している当社社員に貴重な成功事例を、資料を元にご説明いただき、心から感激いたしました。悩むところはお互い同じで、困った時には基本に立ち返り、常にお客様第一であることの重要性を改めて実感し、今回をセッティングしてくださったことに感謝申し上げます。昔と違って今はすべてが多様化していて、大きなヒットを生み出すことや時代を作ることがとても難しくなっています。人の繋がりを強固にして切磋琢磨し、「社会を良くする」、「アパレル業界を盛り上げる」ことに邁進していきたいと思います。それには、情報交換しながら、日本のファッション、世界のファッションをより良くするために皆で力を合わせてフォーカスしていくことの必要性は社員たちにも伝わったと思います。それだけでも大変意義のあるセミナーでした。
これからも外部の識者の皆さまのお力をお借りして、社員たちが改めてファッションの楽しさや社会的価値を感じ、世界中の人たちがハッピーになる洋服の創造へとつながることを願っています。」と語りました。
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