株式会社TSIホールディングス(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長 下地 毅)は中期経営計画「TSI Innovation Program 2025(TIP25)」における企業文化の創造に向け、その一環として社内クリエーターたちの育成プログラムを実施しています。
当社グループ全ブランドのデザイナーを対象にした「ワークショップ」を皮切りに、参加者から要望の多かったトークセミナーを企画。年4回の開催で、ファシリテーターにはファッション週刊紙『WWDJAPAN』編集長の村上要さんが担当、回ごとにゲストをお呼びしてテーマに沿ったお話を伺う第3回のセミナーが11月17日に本社1階・エンタメエリアにて開催しました。
今回のテーマは"東京デザイナーに聞く、今私たちが作っている洋服"。「実際のプロセスを詳しく聞いてみたい」という声に応えて、NEXT BRAND AWARD 2024を受賞し、東京コレクションでも注目を集めるサカイカナコさんをゲストにお迎えし、「思いを持って、デザインする重要性を普段から感じているか」、「その思いはどんな風に育んでいるのか」、「その思いを、どんな風に洋服に詰め込み、ファッションショーで表現したのか」などについて、実際のコレクション出品サンプルを手に、お話いただきました。
当日会場には日本人唯一のパリ オートクチュール ファッションウィークに参加されている「YUIMA NAKAZATO」のデザイナー中里唯馬さんも急遽来場され、サカイさんと一緒にクリエーターからの質問に答えていただきました。
リアル参加者60名、ZOOM参加者40名が真剣に対談に耳を傾け、セミナー後の質疑応答には当社代表取締役社長の下地も積極的に参加し、今後の職務に役立つ情報交換やクリエーターの悩み、相談などを語り合う貴重な交流の場となりました。
第1回は「パリ・ミラノコレクションから学ぶ~今後求められる社会的価値観やエモーションを盛り込んだ洋服の存在について~」、第2回は株式会社リステア バイヤー兼クリエイティブディレクターの柴田麻衣子さんと株式会社サザビーリーグ ロンハーマン事業部長兼ウィメンズディレクターの根岸由香里さんをゲストにお招きし、「バイヤーに聞く、今求められる洋服」というテーマで実施しました。
弊社代表取締役社長の下地は「デザインには社会性、経済性、内発性の3つが必要で、これらをバランス良くクリエーションに落とし込む作業はとてつもなく厳しく、辛く、でもものすごく楽しく、エキサイティングな時間です。この悩みはたとえパリコレデザイナーであっても、東コレデザイナーであってもクリエイティブに携わる者たちにとっては同じであり、そこをどう乗り越えるのか、どう受け止めていくのかという精神性の重要さ、諦めない強い気持ちが社員たちにも伝わったと思います。外部の識者の皆さまのお力をお借りして、社員たちが改めてファッションの楽しさや社会的価値を感じ、世界中の人たちがハッピーになる洋服の創造へとつながることを願っています。」とセミナーの意図を語りました。
・「KANAKO SAKAI」オフィシャルサイト https://kanakosakai.com
・「YUIMA NAKAZATO」オフィシャルサイト https://www.yuimanakazato.com
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