地域社会や地球環境の保全に寄与し、次世代に繋ぐ活動を推進します
株式会社TSIホールディングス(東京都港区赤坂 代表取締役社長 下地 毅)は、北海道 上川町 (以下「上川町」)の「大雪山国立公園の自然環境や生物の多様性を守るSDGsプロジェクト」に対して「地方創生応援税制(以下 企業版ふるさと納税)」に関わる寄附(納税)を実施いたしました。
なお、TSIホールディングスとして実施する企業版ふるさと納税の納付先は、1自治体目となります。
・事業の背景
上川町は、日本最大級の山岳公園である大雪山国立公園の玄関口にあり、北海道第一の河川 石狩川の源流がある町。ダイナミックな自然を活かした観光産業を起点とした持続可能なまちづくりの実現に取り組んでいます。
当社は「世界で最も幸せなファッションカンパニー」をスローガンに、アパレル事業だけでなく、人々のライフスタイルを彩るコンテンツの開発、社会課題解決型の新規事業の創出に取り組む中で、2021年10月に上川町と「持続可能な地域づくりの実現に向けた包括連携協定」を締結し、アパレル領域で培ったブランドコンテンツを基に、ライフスタイルを総合的にデザインし、人々の生活に豊かさをもたらすことにより、上川町の新たな魅力と関係人口づくりを進めることを目指し共創を進めております。
特に地域へのコミットメントとして自然や文化の保全や雇用の創出に努め、自然と共生しながらサステナブルな地域社会の実現を目指していくとして掲げており、当社として上川町を支援することで、美しい景観やきれいな空気を守るだけでなく、経済循環と自然環境や生物多様性に配慮したサステナブルな町の実現に寄与できるものと確信し、「大雪山国立公園の自然環境や生物の多様性を守るSDGsプロジェクト」への参画を決定しました。
今後、当社と上川町は企業版ふるさと納税を通じた協業体制により、幅広い分野でSDGsに関する知見の共有を実施し、より良い地域社会へ貢献する連携をしていく方針です。
大雪山国立公園の自然環境や生物の多様性を守るSDGsプロジェクト「大雪いきもの図鑑プロジェクト」
地球温暖化による環境変化により、高山帯における希少な高山植物や昆虫などの生物多様性への影響が懸念される中で、北海道上川町が主要産業である観光と大雪山の環境の共生を目指し、北海道大学地球環境科学研究院と連携して亜高山・高山域の生物多様性調査を登山者・企業参加型で行っている実証実験プロジェクトです。
生物情報アプリ「バイオーム」を上川町と北海道大学地球環境科学研究院で「大雪山いきもの図鑑」としてアレンジ。登山者が指定のエリア内で、植物・昆虫・動物をアプリを使って写真を撮影すると同社独自のAIがその生きものの名前を判定、アプリ内に保存されエリア内の生きものを集めてコレクションすることができます。登山者の皆さんにゲーム感覚で参加をしていただきながら、亜高山・高山帯のデータを集めます。これらの撮影データは、日時・位置情報とともに北海道大学地球環境科学研究院(渡辺悌二教授ら)に提供され、植生調査・研究に活用されます。登山客が増え、アプリを使って写真撮影をする方が増えるほどに、調査サンプルが増え、より高度で正確な研究が実現する「登山者参加型生物多様性調査」の確立を目指すプロジェクトとなっております。
上川町長 佐藤 芳治のコメント
この度は、企業版ふるさと納税による寄附をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
一昨年度、地域包括連携協定を結び、TSIホールディングスが持つブランド開発ノウハウと上川町の豊富な地域資源を融合させることで、地域起点の新たなライフスタイルやモノづくりを創出をしてまいりました。
今後も連携を図りながら「住民が住み続けたくなる町づくり」を目指し、地域活性に取り組んでまいりますので、共に地域を作っていけますよう宜しくお願いいたします。
TSIホールディングス 代表取締役社長 下地 毅のコメント
上川町の佐藤町長にお会いして、町長の町への愛情、次世代への思い、自然を愛する心に感銘を受けました。
また実際に何度も上川町を訪ねる中で、四季折々の豊かな自然の美しさや町民の皆さまの温かいホスピタリティにも感銘を受け、我々もファッションを通じて少しでも町の環境保全のお役に立ちたいと強く思い、寄附を行いました。
今後は子供たちに向けての"服育"や使わなくなったランドセルや大切にしてきた服を子供たちに繋いでいくリメイク活動なども実施していきます。上川町のために小さくても良いので行動し、皆さまの生活に寄り添い、持続可能な循環を作っていきたいと思っています。
※本件に関するプレスリリースはこちらから