「MHL.」は、ワークやミリタリーのスタイルを取り入れ、タイムレスな服を作っています。しかし、シンプルな服にこそ、生地のクオリティやディテールが重要です。それは華美で凝ったものではなく、タフであること、落ち着いていること、そして飽きの来ないひねりがあること。どんなシルエットが適しているか、どんなポケットや襟がふさわしいか。エッセンスの最適解は、生地からイマジネーションを膨らませることで導き出し、こだわりや想いを込めています。
「STOCK FABRIC COLLECTION」は、長い年月で蓄積されてきた生地ストックを使って、時代に沿ったベーシックを再提案するプロジェクトです。
MHL.が日常着であり続けるために必要なのは、ずっと同じ服を作り続けることではありません。たとえ定番品であったとしても、ディテールや風合い、フィット感にアップデートを繰り返しています。
生地のアウトプットのリセットが
デザインの出発点であり、分岐点
過去のコレクションで残ってしまったファブリックがデザインの出発点です。生地そのものに変化を加えて新しくするものもあれば、そこから生まれる服のディテールやシルエットにムードをのせかえたものもあります。中にはアウトプットをリセットして、まったく新しいものに作り替えることも。
例えばシャツのためだった生地で小物を作ったり、メンズシャツの生地でウィメンズシャツを作ったり。そのための縫製や仕上げを考える中で、デザインのプロセスを一旦生地に戻して、風合いや色味を変えることもあります。それは現代におけるサスティナブルに置き換えることができます。
しかし本当に伝えたいのは、「MHL.」がいつの時代も生地を大切にしてきたこと。そこから生まれるストーリーです。
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