注目のブランドに迫るこのコーナー。今月の"it"ブランドは「アンドワンダー (以下、AWD)」です。今春から始動した待望のキャンプシリーズについて、その背景や反響についてインタビューしました。
山登りを楽しみつつ、家族で過ごす遊びとしてキャンプは最適。昨年は月2回ペースで出かけていました。さまざまな道具を使う中で、"もう少し使い勝手の良いもの""こんなものがあったらいいな"という気付きが生まれ、実際にモノ作りを手掛けてみたいと思うようになりました。そしてひと昔前だったらいつでも足を運べたキャンプ場も、いつの間にか予約ができないほど、みんなが好きな遊び場に変わっています。マーケット的にも盛り上がりを見せ、AWDとしても参入できるのではないかと考え、2022年春夏シーズンよりキャンプシリーズを立ち上げました。
4月20日にローンチしたファーストコレクションでは、タープやたき火台、カトラリーなどを展開。複数のコラボアイテムも実現し、中でもアウトドアファニチャー「ヘリノックス」とのキャンプチェアは、発注数の倍以上の展示会オーダーが入るなど、数量を絞った展開で即完売に。またオリジナルのタープも、夏のシーズン前にほぼ完売しました。特設ページの設置でオフィシャルサイトのアクセス数も1.5倍に伸びるなど、既存・フリーともに満遍なく手応えを感じています。
来春夏シーズンは、テントを展開します。当初から作りたかった商品ですが、まずはキャンプシリーズの基盤作りがファーストシーズンの課題です。社内で重ねた精査をひと通りクリアでき、アウトドア領域における「キャンプ」もビジネスの一つとして育てようという意識も高まりました。
今後に向けてはファニチャー群を充実させることが目標です。キャンプサイトでAWDの世界観をトータルで表現するためには、すべて自社商品で固めること。ウエアをはじめほかにない洗練されたデザインのもと、それは自分たちにしかできない強みなので、新たなチャンスと捉え、アウトドアで遊ぶことの楽しさを後押ししていきたいですね。
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