TSI BRAND INTERVIEW 「Urth Caffé」

2017.08.31

TSIホールディングスが展開するブランドをクローズアップ。今回は、Urth Caffe JAPAN㈱の「Urth Caffé (以下、UC)」をご紹介します。

― 世界で最も健康で美味しいコーヒー ―

| 「Urth Caffé」とは?
高橋 1989 年、創始者であるバークマン夫妻が「地球と人間を健康にするビジネスを成功させたい」という願いを込め、米国初のオーガニックコーヒーの会社として設立しました。きっかけは、ペルーの小さな村で出会った栽培農家と、オーガニック(自然栽培)のエアルームコーヒー(原種の木)です。優れた甘さとアロマのような香りを放つ最高のコーヒーでしたが、収穫の手間に対しビジネス展開も難しく、栽培の危機に瀕していました。夫妻はこの農家とエアルームコーヒーを守るために、世界初の認定有機栽培のコーヒー豆として買い上げ、より良い焙煎技術を追求していきます。のち、コーヒースタンドでの提供をきっかけに、健康志向にこだわったオーガニックコーヒーの美味しさが支持され、1994年にLA のメルローズアベニューに1号店をオープンしました。

| たくさんの愛が込められた一杯
藤山 「Urth」はウェールズ語で地球、「Caffé」はイタリア語でコーヒーを意味します。おいしさのみならず、世界で最も健康なコーヒーを提供する場であるとともに、地球環境の保護にも取り組んでいます。その背景には、化学肥料を大量に使用した一般的なコーヒー栽培による土壌汚染、生産性の向上に伴う森林破壊、さらには過酷な労働条件を招いている事実がありました。中でも東アフリカのウガンダでは、コーヒー栽培を糧とする農家の森林伐採により、絶滅危惧種のマウンテンゴリラの生息数が激減していました。コーヒー業界が広がれば広がるほど悪化する状況に、UC は生産者とのフェアトレードに誠意をもって着手していきます。
 ロゴに添えられた赤いハートにも、もちろん意味があります。生産者の生活、動物たちの保護、そして実際に飲んで頂くお客様に優しいコーヒーを提供したいという、つまり「この一杯にはたくさんの愛が込められているよ」という思いがあるのです。

| 日本での展開
藤山
 UC日本初上陸のご縁は、プロゴルファーの丸山茂樹さんです。ツアー参戦でLA を訪れる都度に感動していたアイスラテの味を、日本でも紹介したいと、バークマン夫妻に何年も思いを伝えていました。その情熱が実り、2013 年4月に海外初出店として東京・代官山にオープンしました。当時、私はアメリカを拠点にゴルフのレッスンプロをしており、丸山さんのキャディとしてサポートしていました。が、彼のUC に対する思いに共感し、日本展開へ向けて転身を決めましたね。約2年間、本国のUCで修業を重ね、調理からホールまですべてのオペレーションを習得しました。
高橋 2号店は2014年5月、TSIホールディングスが運営する表参道のソーカルリンクへの出店です。私が社長を務める㈱プラックスがUCのサブライセンス契約を結び、事業をスタートしました。そしてさらなる事業拡大を目指し、今年の3月にUrth Caffe JAPAN ㈱を設立しました。

| 楽しさを作り出す
藤山
 代官山店は、コーヒーとともにサンドウィッチや新鮮なサラダが楽しめる空間がとても好評です。 フードもコーヒーと同じくお客様に安心して楽しんで頂きたいので、野菜はなるべく生産者の顔が見えるものを選んでいます。牛乳も試飲を重ね、UCに合うものを厳選しました。表参道店はスイーツを中心にしたカジュアルな雰囲気で、10代から20 代の女性を中心に賑わっています。定番人気はパンケーキです。実は日本向けに開発したメニューで、本国では展開していません。抹茶マスカルポーネ味は好評で、レシピを教えてほしいと逆にUC本社からリクエストがありましたね(笑) 。お互いの信頼関係や理解があって、すべて成り立っているのだと思います。
高橋 奇をてらったメニューで仕掛けるのではなく、日本の市場に合わせたメニュー作りにおいても、健康や味へのこだわりがベースにあることが前提です。藤山さんが本国のノウハウを熟知し、さらにメニュー開発を手掛けられることも強みの一つですね。表参道店に関しては、毎年メニューを新調させることで、楽しさを発信しています。今シーズンはフルーツボンボンやワッフルボンボンがヒットし、連日の行列につながりました。中・高生にとっては安いものではありませんし、わざわざ遠方から足を運んで頂けるなど感謝は尽きません。より楽しんで頂くために、テラスにSNS用の撮影ボードを設置しました。

| 今後の成長へ向けて
高橋
 味へのこだわりを重ねる中で、顧客の半分以上がリピーターにつながっています。東京は近年、カフェやスイーツの激戦区であり、日本初上陸時や商品がヒットしたタイミングが最高潮です。もちろんトレンド性も伴います。この先、食の流れや消費の傾向、さらには食材の買い付け方法も変化していくと思いますが、一過性のものではなくTSIグループの成長戦略の次なる一手となるよう、より良い手法を見出しながら成長させていきたいと思います。
藤山 美味しさの追求、鮮度のこだわり、作りたてを提供するという軸は、決してぶれてはいけません。その中に、日本の流れを取り入れていくバランスも重要だと感じています。UC の健康に対する思い、世界で最も美味しいコーヒーである自信は、必ずお客様の安心にもつながります。一人でも多くの方に知って頂けるよう、私たちが手掛けるUC の価値をさらに発信していきたいです。




「Urth Caffé」 http://www.urthcaffe-japan.com/

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Urth Caffe JAPAN(株)